仕事の難しさ
昔からマルチタスクが苦手だ。
つまり、複数の仕事を同時に実行するのが苦手ということ。
デキル社会人というのは、いろんな仕事を抱えながらも結果を出す人だというのはこれまで何度聞いてきた。
しかし仕事を始めてから、改めて自分は同時並行の作業が苦手なんだなと実感する。
だから今はできない社会人だろう。
昔から一つのものをこなしてから次に進んだほうが効率がいいと思ってきた。
受験勉強も「この時間は英語やって、ご飯食べてからは社会をやって、、」
なんてことはしてこなかった。
英語と決めたらその日は英語だけをひたすら勉強していた。そっちの方が知識がつくこともわかるし、わかることでやる気が続いていた。
つまり一点集中こそが作業効率を上げると思っていた。
そんな経験があったから、目の前の仕事を片付けてから次の仕事をやりたいんだけど、仕事はそんなに待ってくれない。
今やってる仕事の締切よりも早い締切の仕事を依頼されると、今の仕事を一旦ストップさせて締切の早い方の仕事に取りかからなければならない。
ストップするということは、一旦中途半端で中断するということ。
やると決めたことを仕方なくやめてしまうと、その時点でやる気がなくなる。
だから中途半端で終わらせるのもとても苦手だ。モヤモヤする。終わってない仕事のことを考えて目の前の仕事が手につかなくなるんだよね。
目の前の一つを終わらせてから、次の仕事に行きたい。
だがそれは自分のやりたいやり方であって、仕事をこなしていくにはやりたいやり方ではうまく行かない。
仕事をし始めてから一番ストレスな部分かもしれない。要は思ったように仕事ができない。頭の中でイメージした流れがとことん邪魔される。
やり方を変えないと。うまい言い回しや、作業効率を上げる工夫をしないと。
そして、質の違う仕事が重なるともっと辛い。
思考力が求められる仕事をしている時に見積もりなどの作業が求められる仕事を与えられると頭から煙がでできそうになる。
そんなのが増えてくるとイライラを超えた笑いが出てくる瞬間がある。
それが出れば赤信号。こうなったら一回落ち着かないとまずい。
そしてそんなことがよく起こる、この会社は。
もちろん自分の能力以上のものを求められる仕事をしているわけだから仕方がない。
別に仕事の内容が難しすぎるわけじゃない。単に自分の能力が低いだけ。
まぁ面白いんだけどねぇ。
あとちょっと。
わかっていたっちゃわかっていたけど、ほんとに思いっきり舵を振るタイミングが来たんだなと思うこの頃の話。
こんなところでヘコんでちゃ先が思いやられる。
楽しんでやらないとね。せっかくの社会人人生がもったいない。