3週間の禁酒生活による体の変化

　3月30日に禁酒宣言をしてから早くも3週間が経過した。正確に日を刻むなら今日で23日目となる。

これまでのだらけていた生活からすればよく飲んでいない方だ。これは明らかだ。何度も言っているように1週間酒を空けた日はいつだったか全く覚えていない。それくらい飲んでいた。

だから3週間というある意味区切れる期間まで禁酒できたのはすごくうれしい。やればできることをアルコールからも学べたようだ。散々「アル中だ」と友達に言われてきたが、その言葉とは遠い存在になってきた。

この3週間、禁酒を継続させるためのモチベーションとして禁酒の効果や飲酒の良くない点が掲載されているサイトをよく読んでいた。本当かよと思える記事も中にはあったが、どの著者もそれなりに効果というものを感じていたことは感じとれていた。

そこで今回は俺の体験も記録しておこうと思う。3週間禁酒したら何が変わって何が変わっていないのかを改めて整理する。当然変化しているところはいくつかある。なぜそうなるのかまで科学的に書いてあったサイトもあったが、まだ3週間という見方もあり、とりあえずここではどういった変化が起きたのかまでを掲載しておく。

完全に個人差がある挑戦なので自分だけに起きた変化かもしれない。まあでも今後も続いていくであろう自身の禁酒生活の道標となれるようにここに記しておこう。

【禁酒3週間の体の変化】

１．寝起きが良くなる

　禁酒をして1番実感したのはこれだ。寝起きが良くなったことだ。お酒を飲んでいた頃よりも明らかに目覚めがいい。体が重いということも無くなった。もちろん眠い時は眠い。目覚ましが鳴っていてもまだ寝ていたいと思うことはほぼ毎日ある。

　それでも、「起きよう」と決めて体を起こすとそこからの動きはまるで違う。体を起こしてぼーっとする時間は完全になくなり、すぐトイレに行ったり、着替えることができるようになった。禁酒をして良かったなと1番思える瞬間でもある。

　しかし「環境が変わったから」ということも考えられる。社会人になり、絶対に遅刻や寝坊はできない状況なので、心のどこかでストレスがかかっているのかもしれない。

良くなったことではあるんだけど、客観的に見れば環境変化の理由も十分あげられるな。だからもう少しこの辺りは様子を見よう。半年経過したときに寝起きが良ければ、これはもう禁酒のおかげでしょうといえるだろう。

とはいえ自分の中で分かりやすく変化しているから、そこは肯定してうまくモチベーションにつなげられたらいい。

２．日中眠くならない

　在宅勤務中の今、家でやっていることはパソコンの前に8時間座って研修を受けることだ。「絶対眠くなるよな」と思いながら研修を受け続けてきたわけだが、驚くことに全く眠くならない。これはホントに不思議。座り続けている分腰が痛くなるだけで、眠気は催さない。常にリフレッシュした状態で研修を受けることができている。

ただ研修の内容は全く頭に入ってこない。これは禁酒以前の問題のようだ。

　眠気がないため、昼寝をして時間があっという間に過ぎてしまったということも無いから、「有効に時間を使えている」というちょっとした充実感を味わえる。

家に居ることが多い状況の今、この変化は大きい。

３．昨日の記憶が残っている

　自分の脳は捨てたもんじゃないなと安心できる。飲んでいた時は起きたときに「昨日はどうやって家に帰ってきたんだっけ」というところから記憶の呼び戻しが始まっていた。呼び戻せなかった時ほど悲しい日はない。

カバンに財布が入っておらず、落としたと思い警察に相談しに行こうと靴を履いたら玄関のポストに入っていたこともあったな。家の鍵を探すところから1日が始まる日もあった。

今ではもちろんはっきりと記憶が残っている。もはや記憶を呼び戻す作業すら必要ない。なぜならもう脳内に入っちゃってるから。インプットされてるから。海馬に負担を与える必要がなくなった。

こう振り返ると、やはり深酒をしていたら目覚めは悪いし二日酔いも生じてしまう。

生活で重要な睡眠をアルコールが邪魔していたんだな。薄々分かってはいたけど

こうも体に変化が起きるとなおさら大切さがわかるな。

二日酔いで起きた日は何度昨日の自分を脳内で殴ったことだろう。何度「二度と酒は飲まない」と誓いその日の夕方から飲み始めただろうか。

昨日の自分に絶望する自分はもういない。

昨日の自分に感謝し、今日の自分とともに素晴らしい1日を過ごす希望に満ち溢れている今日この頃だ。

４．アイデアが出てこない

最近ちょっとずつ気になっていること。前よりもアイデアが出てこなくなった気がする。動画のスタイリッシュな編集方法とか、それこそブログの文章の言い回し・内容などスッと出てくることが難しくなってきた。

ちょっとしたギャグも出てこない。友達と話していないからか？些細なことでもふとオヤジギャグが浮かんできていたけど、もう出てこなくなった。まぁ友達に披露してもスベるだけだからこれはよしとしていいのか。。

これが果たして禁酒している効果なのかはわからない。ただ一つ言えるのはアルコールにはリラックス効果があるということ。そしてリラックス状態になっているとき人はアイデアが出てきやすいということだ。

とするならば少しは因果関係はありそうだ。たしかにおっちゃんサラリーマンも酔っぱらっている時にギャグいうもんな。そういうもんか。

仕事は日中にやるもんだから酒は飲んでいない。酒を飲む時間で悪影響が出ないようにする必要がある。まだ気づき始めたばかりだから、もう少し様子を見ておこう。読書や勉強で脳を鍛えておこうか。

こんなところかな、実感できるのは。4つもあれば十分だ。

3週間では全身の細胞が入れ替わるのは短いけど、良い面が少しずつ実感できているから、禁酒生活を支えるモチベーションになっていることは間違いない。

もちろんまだまだ禁酒は続けていく。飲みに行けないこの状況をうまく生かして続けていけたらいい。自分さえ律していれば飲む場面には遭遇しないからね。

3週間も続いたんだからこれからもうまくいくと確信している。

在宅勤務が終わるその日まではせめて、自分で決めたことは守りつづけようか。