ポジティブ過ぎる人と話すと相手がバカに思えてきた話

初対面の人と2時間くらい話す場面があった。

 

スケジュール的にどうしても必要な場面だったので、せっかくならということで喫茶店で話した。

 

一つ年上の女性だったこともあり、話す内容は世代的には割と合っていたと思う。

 

ただ、少し話し始めるとだんだんと違和感を覚えてきた。

 

彼女は異常なまでのポジティブ思考の持ち主。

 

とにかくこっちの話をなんでもポジティブに変換してくる。

 

どんなネガティブなことを言ってもポジティブに返してくる。

 

「でも私だったら〜」

 

「そういう時の考え方としては〜」

 

俺が一言いうたびに長い長い自分論のお話が始まる。

 

最初は「前向きだな」と思ってたが、

 

途中で「こいつはバカだ」と感じてしまった。

 

あまりにもポジティブ過ぎる人と話すと、だんだんとなんなんだこの人はと思ってくる経験は誰しもがあるのだろうか。

 

そして、別に頭が良いわけじゃないと気づく。

 

どっかズレてる。おかしい。

 

こっちは会話がしたいのに、ひたすらポジティブな面しか言ってこない。

 

コミュニケーションができない。話が長い。

自分の考えをひたすら言ってくる。

 

そして無駄すぎる前向きさ。

 

別にポジティブシンキングができるから頭が良いわけではない。頭の回転が速いわけでもない。

 

ポジティブ過ぎるやつって、なんでもかんでもポジティブに考えればいいみたいな思考だから、

起きたことをただ単に逆から見てるだけなんだよな。

 

俺の経験上、それだけじゃ物事ってあんまり解決できないと思う。

 

考え抜いた上でポジティブに捉えることは全然良いと思うが、すぐにポジティブに変換されるとうざい。

 

あまりにも無理すぎるポジティブシンキングを言われたときは、思わず吹き出しそうになってしまった。

 

 

そして、会話してる途中でその女性がフリーターだということを知る。

 

働けよ。

 

まさか働かないことすらポジティブに捉えられるというのか。ポジティブに考えられるから俺の目の前でチョコレートパフェ食えるのか。

 

 

バカに思えてきてしまう。そこはもっと深く考えてくれよ。

 

 

別にポジティブシンキングが悪いとは言ってない。

 

考え方の一つとしては良いことだとはもちろん思うが、

別に何もかもをポジティブに考えすぎだ。

 

本当にうっとうしくなる。

 

辛いことがあれば、とことん落ち込めばいいだろうし、愚痴を言ったっていい。

 

そういう喜怒哀楽があるほうが人間らしさが感じられて俺は好きだ。

 

ただ、今日の女性はやべぇ人だった。

 

仕事の愚痴も、こっちは受け入れて話して欲しいのに無理やり思考を変えさせてくる。

 

別に、俺だってポジティブな捉え方ができないわけじゃない。

 

こう考えればポジティブに思えるなんてことはわかっている。

 

ポジティブ過ぎる人って、相手がポジティブじゃないとまるでポジティブシンキングを知らない奴と思ってくるから、タチが悪い。

 

教えてこようとする。

 

「そういう考え方自分も持ってますよ」とでも言えばよかった。

 

まるで俺がネガティブな人間に見えてくるじゃないか。

 

途中で何かの宗教かと勘ぐるくらいのポジティブさ。そして話が長い。

 

10分間ずっと喋り続けられるこっちの気持ちを考えて欲しい。

 

ずっと「なるほど」とか「そういう考え方ですか」と相槌を打たないといけないのは辛いんだぞ。

 

ポジティブ変換マシーンじゃないんだから、もっと楽しく会話をしたかったなぁ。

 

ま、こういう人もいるか。